エラグ酸の美白効果と注意点について解説します。
エラグ酸は野菜や果物を含む植物で見つかっている天然フェノール系の抗酸化物質です。
イチゴ、ラズベリー、クランベリー、ブドウ、 その他、ブラックベリー、クルミ、ペカン、ザクロ、クコなどにも含まれます。
エラグ酸の美白作用
メラニン色素の生成を抑制する効果があります。
私たちの皮膚は紫外線を浴びるとチロシナーゼという酵素が活発になり、
表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトでメラニンという色素を生成します。
肌の細胞核を守るため、このメラニンが表皮の外側、ケラチノサイトに運搬され、細胞核をまもる役割をするのですが、ターンオーバーのみだれで、このメラニンが肌に蓄積してシミになります。
エラグ酸はこのチロシナーゼの中にある銅イオンを奪い去ることで活性化を抑制し、チロシナーゼの働きを阻害する作用をし、シミの元であるメラニンの生成を防ぎます。
エラグには、抗酸化作用もあるため、紫外線を浴びて肌が酸化するのも防ぐことから、美白成分として注目されるようになりました。
エラグ酸の注意点
本来は、肌細胞を守るために作られるメラニンの生成を防ぐわけですから、抗酸化作用があるにしても、紫外線対策は必須です。
肌を紫外線にさらさないようにする、皮膚を保護するようにすることが重要です。